生体リズムと行動特性の相関関係を利用した
【アストロハートの独創的技術】
現在、生体リズムは、主に時間生物学等の分野で研究されています。そこでは、概日リズム(1日周期のリズム)を生み出す時計遺伝子の分子機構の解明が中心になっています。
それに対して、弊社は、概日リズムと概年リズム(1年周期のリズム)との相互作用に着目しました。そして長年の研究から、人間の心身の状態や行動には、概日リズムと概年リズムとの相互作用が関係していることを見出しました。
また、誕生日の違いによって生じる、概日リズムに対する概年リズムの位相の違いが、系統的な差を生み出していることも見出しました。
さらに、宇宙生物学の知見を基に、この系統的な差を計算する数式も合わせて見出しました。
そして、この数式を利用して生体リズムを算出するコンピュータ・プログラムを開発しました。
このプログラムは、生年月日、特定の日時と滞在している地域を引数として、心身の状態や行動力の違いを数値で表します。
この技術は、2008年、2010年に特許出願済みです。技術の詳細は、特許庁電子図書館に掲載されています。
* 2008年 特許第5110324号 (2012年10月19日特許登録)
* 2010年 PCT JP2011/002223


いずれも特許第5110324およびPCT JP2011/002223の技術を活用
■バイオログ
ユーザが高い行動力を示す時刻にメール等で情報を配信することによって、メール等に対するユーザの反応率を向上させるプログラムです。端末のユーザに向けて、クーポンなどを配信して集客を図る際などに効果を発揮します。
このプログラムは、生年月日、配信日時、配信地域から導き出される「行動の高まる生体リズム」によって、「行動的なユーザ」を選び出します。選出されたユーザに対して、優先的に情報を配信することにより、無駄な配信が減り全体の反応率の向上が可能になります。
さらに、この技術は、従来の技術と組み合わせて用いることで相乗効果を期待できます。
弊社の主力商品として、左記のバイオログのページで具体的な使用法を解説しています。
■生体リズム・ヘルスケア(スケジューラA:一般用)
一般の方に向けた、生体リズムを用いたヘルスケアのためのスケジューラー・プログラムです。携帯端末とサーバの連携により日常の行動や生活習慣を分析して、ユーザの生活に合わせたヘルスケアのスケジュールを提示します。
生体リズムによって身体能力の上昇する日時は興奮作用でカロリー消費も高くなります。それを活用した健康的なダイエットス・ケジュールの提案が中心的な機能です。
製品はスマートフォンのアプリケーションとしてユーザに提供されます。家庭用のフィットネス・マシンとの間が無線通信でつながれば、実際の運動データをライフログとして保存し、生体リズムに反映させることが可能です。なお、アプリケーションの実行の際には、生体リズム算出機能の一部をサーバ側のSaaSで実現します。
■生体リズム・ヘルスケア(スケジューラB:フィットネス・クラブ用)
フィットネス・クラブに向けたプログラムです。予約システムと連携して使用します。ユーザの生体リズムに適合させるヘルスケアのためのスケジューラー・プログラムです。予約状況に合わせて、次回の予約にユーザの生体リズムに適した日時を提示します。予約システムの会員データとの連携が必要です。なお、アプリケーションの実行の際には、生体リズム算出機能の一部をサーバ側のSaaSで実現します。
一般用のスケジューラBと同様、生体リズムによって身体能力の上昇する日時のカロリー消費の高さを活用しています。
■生体リズム・ヘルスケア(スケジューラC:健康器具メーカ用)
家庭用の健康器具に組み込んで使用するプログラムです。使用者の生体リズムに適合させるヘルスケアのためのスケジューラー・プログラムです。最初に家族のデータを登録し、使用者の生体リズムに適した日時を提示します。なお、アプリケーションの実行の際には、生体リズム算出機能の一部をサーバ側のSaaSで実現します。
一般用のスケジューラBと同様、生体リズムによって身体能力の上昇する日時のカロリー消費の高さを活用しています。
■生体リズム・ヘルスケア(スケジューラD:医療器具用)
医療機器用のモジュールです。重態患者に突然訪れる体調悪化の危険期を、複数の生体リズムから事前に予測します。
今後の研究によって、病気ごとに神経伝達物質との関係に基づいた特徴的な生体リズムが見出される可能性が高く、これからのデジタルヘルスの発展に合わせて、大きな可能性を秘めた商品です。
■ビクトリー・スケジューラ
スポーツ選手の利用を想定したスケジュール管理のプログラムです。携帯端末とサーバの連携により、身体能力が向上する日時を算出し活用します。
生体リズムの同調能力を活性化することで、重要な日程に合わせてコンディションを調整することができるようになります。
また、心身の状態が変化する日時を事前に確認できます。心身の変化は弊社の研究によって明らかになったものです。この機能により、身体の不調を、自覚する前に知ることが可能となります。これは怪我やアクシデントを避けるために活用できます。なお、端末で表示する場合も、生体リズム算出機能の一部をサーバ側のSaaSで実現します。
■生体リズム・ドライビング
携帯端末とサーバの連携により、ドライバーや同乗者の攻撃的な心理状態になる時間帯と、気の緩む時間帯を予測します。
主に、カーナビに内蔵して安全なドライブ計画を立案するためのプログラムです。
人間の精神状態は神経伝達物質の影響を受け、神経伝達物質は生体リズムによって変動しています。したがって生体リズムの変化からドライバーの異変を事前に予測することができます。
さらに、ドライバーの注意力をモニターする装置と連携して用いることで、高い精度でドライバーの異変をキャッチすることが可能となります。
いずれの製品も、ライフログとの連携が可能です。ユーザの行動をモニターしデータを蓄積することで、精度を高めることができます。
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