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占星学の世界にはゴークラン・データと呼ばれる一連の調査データが存在する。
多分、このページに訪れた方は常識として知っている知識であろう。
世界的には「これを理解していなければ、20世紀後半以後の占星学に関係する人間としては信用するに値しない」とさえ判断できるほど重要なものとされている。
いわばモグリの自称占星術プロを判断するリトマス試験紙の役目を果たしている。
このデータは、わが国の一般的な書店で手に入る大衆的な占星術の出版物のような運勢やホロスコープの判断方法を解説したものとは異なり、出生時の天体と人間の属性の一部(いわゆる性格/職業)との間になんらかの関係が存在することを統計的に示しているに過ぎない。占星術による運勢解読の手法については何も語ってはいない。
それにもかかわらず、わが国では、これを占星術の正しさを示す証拠として扱っている占星術師/占星術研究家の発言も多い。だが、筆者の見るところ、このデータを正しく理解している占星術師/研究家は非常に少ない。
このデータを理解するには基礎的な統計学と天文学の知識が必要である。
わが国の占星術関係の出版物を書いている占星術師/研究家は科学的な知識/訓練の乏しい者が大部分を占める。そのために読者もまたそれらの詳しい説明に接する機会がない。
ここでは、それを補うために主に「占星術―科学か迷信か」アイゼンク/ナイアス共著:誠信書房を参考にゴークラン・データについて解説する。
(2009-8-16記)
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