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- ホロスコープの見方/読み方/解読法(IX) -

ホロスコープ占星術(相性占い)/ホロスコープソフト開発販売/ホロスコープの読み方/今週の占い

天体のコンビネーションおよびアスペクト

-2015年11月23日更新:太陽/冥王星=木星
-2015年11月08日更新:太陽/冥王星=金星
-2015年09月13日更新:太陽/冥王星
-2012年12月20日更新:太陽/海王星=金星
-2012年11月23日更新:太陽/海王星=木星
-2012年09月22日更新:太陽/海王星=土星
-2012年09月03日更新:太陽/海王星=火星
-2012年08月17日更新:太陽/海王星
-2012年08月07日更新:太陽/金星=木星
-2012年06月04日更新:太陽/金星=海王星
-2012年04月27日更新:太陽/木星
-2012年04月20日更新:シンボルの表すもの
-2012年04月05日更新:アフォーダンス
-2012年03月31日更新:太陽/金星
-2012年03月28日更新:金星:遺伝子に快適な何か
-2012年01月17日更新:火星のワンポイント解説
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-ハーフサム(天体のコンビネーションおよびアスペクト)の読み方

ハーフサムとは2点の中間の位置(と45度の整数倍離れた位置)に第3の点が重なる効果を利用する技法です。
基本的な見方はアスペクトのコンジャンクションと同様です。
例えばsun/venのハーフサム(中間点と45度×n)はsunvenのコンジャンクションと同じ意味を持ち、例えばそこに出生図のpluが重なっているとsunvenpluの意味が強調される事になります。

石川源晃氏によるハーフサム40選として、重要な働きをするとされる占星点の組み合わせを示します。

ハーフサム40選(表-1)
関係名称基本的意味
sun/ven愛情軸家庭的な愛情に恵まれるとされる。結婚など。
sun/jup転換軸チャンスをつかむことが出来るとされる。
sun/nep病気軸健康状態の低下が起こりやすいとされる。
sun/plu飛躍軸大きな上昇機運に恵まれるとされる。
sun/Ω家庭軸身近な人間関係に恵まれるとされる。
sun/asc認識軸自分自身の存在に目覚めるとされる。
sun/m_c人格軸社会性に目覚めるとされる。
moo/ven愛情軸受身的で家庭的な愛情に恵まれるとされる。結婚など。
moo/ura突発軸突然のアクシデントなどが起こりやすいとされる。
moo/nep芸術軸想像力に恵まれるとされる。
mer/ven芸事軸勘の良さと技術の習得に良いとされる。
mer/jup活気軸言語的な表現力に恵まれるとされる。
mer/plu有名軸集中力に恵まれるとされる。
mer/Ω開業軸人間関係に恵まれるとされる。
ven/mar愛欲軸-性欲が高まリと恋人を欲するとされる。性的興奮を表す。
ven/jup愛喜軸楽しみと喜びに恵まれる。この日はデートに相応しい。
ven/ura恋愛軸-突然の急展開で恋が始まるとされる。
変化に富んだ愛情関係を求める。
ven/nep失恋軸-現実離れしたロマンチックな恋を夢見るために、
実際の愛情関係においては失望しやすいとされる。
ven/plu欲情軸-命の水際に触れるような深い官能の世界を味わえるとされる。
愛情至上主義的傾向。
ven/m_c得恋軸人生においてたびたび喜びを得られるとされる。
mar/jup芸能軸運動能力と行動力に恵まれる。
mar/sat終了軸物事を終了させたくなるとされる。
mar/ura治療軸怪我や手術などが起こりやすいとされる。
mar/nep死病軸気づかないまま体力が消耗するとされる。
mar/plu努力軸非常に強い行動力を必要とされる。
jup/sat忍耐軸社会的なルールに従った成功を得られる。
jup/ura転換軸チャンスをつかむことが巧いとされる。
jup/nep誤診軸油断が生まれやすく、判断に誤りが起こりやすい。
jup/plu成功軸信念の強さにより信頼感が生まれる。
jup/Ω協調軸対人関係に恵まれる
jup/m_c成功軸社会的な評価を得られやすい。
sat/ura緊張軸ストレスや緊張を強いられやすい。
sat/nep病気軸行動力が低下し身体能力が下がる。
sat/plu執着軸こだわりと重圧を生み出す。
ura/nep死別軸突然の悲報。
ura/plu革新軸大きくて深い根本的な変化。
ura/asc機敏軸突然の変化。
nep/plu宿命軸避けられない出来事。
nep/Ω業病軸慢性的な病気。
plu/m_c成功軸非常に大きな社会的変化。

-は愛情の傾向に決定的なほど大きな影響があるとされる組み合わせ。
愛情面では天王星(ura)と海王星(nep)または冥王星(plu)の影響は逆方向に働き、相性においては天王星(ura)タイプの愛情傾向(風サイン的)の人と海王星(nep)または冥王星(plu)タイプの愛情傾向(水サイン的)の人とは、お互いに不満を持ちやすい。


なお、上の表-1にある基本的な意味は、下の表-2の基本的意味の組み合わせから導かれます。
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-シンボルが表す質感/クオリアをつかむ

(補足:2009年4月7日追加)
ホロスコープで使用されるシンボルの基本的意味は、ホロスコープの見方/読み方/解読法(I)−ホロスコープ解読の前に−やホロスコープの見方/読み方/解読法(III)−10大天体の基本的意味−に述べたように、人間の知覚/認識作用に対する考え方から導き出されます。ですから、基本的意味の組み合わせを理解するには、連想ではなく人間の認知とカテゴリーについての考察を必要とします。

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(補足:2009年4月27日追加)
最初にこのページの読み方で少しだけ述べましたが、シンボルというものは人間が直截的に感じる質感(表象/クオリア)を表しています。しかし言葉による連想には知識や先入観などのノイズの影響が大きく加わるので、場合によっては基になった質感から大きく隔たった意味の言葉を選び出してしまい、基の質感を認識することを難しくします。
そのため初心の方(中でも連想を使う他の占いの経験がある人)は特に連想ではなく論理で読むように意識しなくてはなりません。

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(補足:2009年5月14日追加)
この場合の論理とは、文化や言語コミュニティでの知識の影響を除いた生物的な身体感覚の質感(知覚/認知)のカテゴリーを基に考える事を指し、連想とは言語と知識の段階で考えることを指します。何度も繰り返しになりますが、この質感とは言葉ではなく身体感覚ですが、<ホロスコープを読む>とはさらに進めて、その身体感覚を自らの言葉に翻訳して論理的に説明するところまでを指します。

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(補足:2010年2月7日追加)
質感(クオリア)を論理的に説明する事は筆者にとっては非常に大きな困難を伴います。ですから、このサイトでは実際のデータによってシンボルと出来事の対応を示そうと考えています。
もっとも、数字や表にしても表現し難い質感です。データに含まれる主観的なノイズをどのように減らすかも難しい問題です。と言うよりも、そもそも測定の対象となる変数が個人個人の主観の影響を大きく含んでいます。それを如何に客観的な数字で表すかが最初のハードルです。

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(補足:2010年5月25日追加)
占星術のシンボルは、人間が感覚器官によって受け取る何らかの質感に対応するように考えられた記号です。
例えば、味覚で感じる「甘い」は金星、痛覚として感じる「痛い」は火星と考えられますが、これらは共感覚として説明可能な事柄です。
このようなシンボルの質感には主観が混入することは避けようがありません。しかし、人類全体に広く通用する普遍的な占星学として精度を高めるためには、このような主観の影響をできるだけ排除しなくてはなりません。
繰り返しになりますが、下の表-2のシンボルは生物学的な知覚/認識作用の現れとして考えてください。言葉の連想によって、情緒的/感覚的に解釈しないでください。

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表-2
名前マーク基本的意味支配サイン火地風水
太陽sun生命獅子leo
moo感情can
水星mer知性双子gem/乙女vir風/地
金星ven調和天秤lib/牡牛tau風/地
火星mar闘争牡羊ari
木星jup保護射手sag
土星sat制限山羊cap
天王星ura変革水瓶aqu
海王星nep想像pic
冥王星plu集中sco
M_Cm_c社会性
ASCasc第一印象
竜頭Ω人間関係

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-天体のコンビネーション効果

シンボルと象意/表象/クオリア
(補足:2009年5月27日追加)
占星術で使用されるシンボルの象意の基にあるのは、先に述べたとおり人間の知覚/認識レベルでの質感(表象/クオリア)です。現代ではオカルトとされるような古来の知恵も、元をただせば、人間が感じる感覚的な「何か」を、その時代の世界観に合わせて表現したものです。
現代的に言えば、占星学のシンボルは人間の思考過程における働きを切り出したものです。論理的なホロスコープの解読にはシンボルそれぞれを思考過程の違いとして捉えることが必要です。

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(補足:2012年3月23日/2012年3月28日追加)【金星:遺伝子に快適な何か】
例えば,先に述べた[金星=甘い]という感じる思考の過程には,人間が生きてゆくのに必要な食物カロリーに対する知覚と認知が含まれています。生きることに適した豊穣な実りをもたらす環境と,金星の位置の変動による周期が示す快適な環境の信号は共通しています。そのため食料に含まれる化合物の刺激が,心地よさを示す金星の周期と対応することになります。
金星の象意を言葉で表すと,「富」や「愛」となりますが,その根本には,種としての人の生存にとっての都合の良さを含んでいます。その「都合の良さ」をシンボル「金星」としたのです。
この場合,進化遺伝学的な視点からは「都合の良さ」を「適している」と言い換えることができます。したがって,金星の周期と相同な― 安全を示す ―周波数は生存に適した快適さを知らせる信号として人に認識されることになるのです。これが「富」や「愛」の本質です。

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(補足:2009年7月18日追加/2012年4月20日追加)【シンボルの表すもの】
つまり、ホロスコープに書き表されたシンボルは天文学上の天体そのものではありません。人間の知覚/認識の対象として時間の流れの中に漂い現れる質感(クオリア/表象)を記号化したものです。
この質感(クオリア)は、生物が環境に適応するために周囲の状況を「あるまとまり」として知覚/認識する能力として備わっています。この場合の「あるまとまり」が、生物(脳)にとって利用可能な(肉体を含む)周囲の環境として、占星術のシンボルの形で表されたものです。
このようにシンボルとは人類の生存にとっての環境の意味を表したものです.都合の良い場合にはベネフィックと言われ,都合の悪い場合はマレフィックと言われます。天体の種類やアスペクトの違いによってニュアンスが変わりますが,基本には生存が関わっています。したがってベネフィックの影響を受ければ人は肥ります。マレフィックは痩せます。行き過ぎれば命に関ります。古代では肥ることと痩せることが健康のバロメータでした。

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(補足:2012年4月5日追加)【アフォーダンス】
したがって,現代の天文学の発想でホロスコープを捉えることは,占星術の本質を見失う原因になります。あくまで生命にとって自分を取り巻く環境(ホロスコープ)はどのような働きをしているのかを考える必要が有ります。現代的に表現すれば,ホロスコープとは―心理学で言う―アフォーダンスにあたります。
つまり,生命と宇宙との関係を表したものです。生命の存在なくしては,――ホロスコープは,そしてホロスコープの構成要素であるシンボルは――意味を成さないのです。近代に入って占星術から天文学が独立するにしたがって,ホロスコープとシンボルに内在するアフォーダンスも忘れられてしまったのです。特に現代では,それが甚だしくなっています。

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(補足:2009年7月20日追加)
占星術は、――20世紀的な意味での――人間の感覚が捉えた質感(クオリア)と物質的な属性を区別していない時代に生まれました。それ故、それを区別する現代の世界観に縛られた見方では、そこに込められた意味を取り損ないます。これが昨今の冥王星を巡る混乱の原因の一つです。ホロスコープの解読法を学ぶには、占星術のシンボルに含まれる質感(クオリア)と物質的な属性の意味を明確にする必要があります。天体は「人間の認識を通して影響する」との文言の意味は、この作業を抜きに語ることはできません。科学の進歩によって、21世紀の占星学ではこの違いを脳の働きから説明できるようになりました。

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(補足:2009年7月22日追加)
ホロスコープ解読法として、このページの読み方の「優先順位」でも述べたように、質感を切り分け、それに名前や記号を与えて新しい言葉が生まれます。言葉や記号を繰り返すことによって質感を思い出す作業が、新しい神経回路を生み出します。神経回路を強化する学習には質感を意識することが必要です。
ホロスコープの解読に必要な占星術のシンボルや記号を学ぶということは、料理に例えて言えば食べ物の味を舌で覚えることに相当します。それは、自然界に存在する豊穣な味わいを記号と対応付け神経回路に刻むことなのです。ホロスコープの解読もまさにそのようなものです。現代の物質文明で与えられる人工的な刺激だけでなく自然のサイクルに存在する質感を感じ取る訓練が不可欠なのです。

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(補足:2010年5月8日追加)
ここで考えねばならない事は、学習や訓練は個人の経験による差が大きいという事です。ホロスコープの解読法としてロジックを考える場合は、この学習や訓練の違いを補正する必要があります。

(補足:2011年1月22日追加)
例えば、プロの将棋棋士の脳の働きは、一般人とは異なっている事が明らかになりました。これは、直感について脳の働きを明らかにする研究を目指しているようですが、内容を見る限りは訓練の効果を示しているように、筆者には見えます。つまり、脳の中で将棋に必要とされる部分の働きが共に活発になったという結果は、「訓練の効果を示している」とされたようです。これは、体で覚えることの重要性として、専門分野の人々にとっては経験的に知られている事です。

(補足:2011年2月17日追加)
この実験では「直感」について、手順を「読む」ことなく正しい指し手が分かる能力と考えているようです。これを将棋の専門家の能力と考えて「直感」と対応させています。
この意味での直感的な能力は、ホロスコープを読むという占星術の訓練でも実感できることです。図形としてのホロスコープを読む訓練を数千回も繰り返すと、解読手順を考えることなく人物像が浮かぶようになります。(でも、その人物像が正しいとの保証はありませんが。)

(補足:2011年5月27日追加)
日常的な意味で言えば専門的な訓練をしなくても直感は働きます。でも、この場合も正しいとは限らないところが実験とは異なります。
果たして、専門的な訓練のない人にも考えることなく正しい答えを出す能力があるのでしょうか?

(補足:2011年11月15日追加)
ホロスコープの有効性について検証する場合のように、人間を対象とする実験では、訓練を経験した人間と未経験の人間の違いを考慮する必要があります。しかし、この点を考慮しない研究が、かなり見受けられます。これは,研究分野の主流理論が前提とする枠の中だけで物を考えて,人間全体を見ていない場合には必然的に現れます。例えば、占星術は迷信であるとの前提で心理学の実験を行った場合などが該当します。ホロスコープに何らかの影響力が存在し、しかもそれを感知できる人間とできない人間が混じっていた場合などでは、研究の前提自体が崩れてしまいます。多くの科学の研究分野では、平均値と標準偏差を用いますが、これは正規分布が前提になります。しかも,たとえ見かけ上は正規分布であっても,感知能力のある人間だけを選び出した実験も必要になります。しかし通常それは行われません。感知能力が存在しない前提で主流理論が出来上がっていると、全てがやり直しになり、研究者としての足場が崩れるからです。それに対する恐れが存在します。それは占星術の研究者にも当てはまります。しかし研究途上では学んだことを全て捨て,ゼロから考えを再構築する必要が何度もあります。


(補足:2011年6月6日/2011年6月27日加筆)
moo太陽のワンポイント解説
太陽はこの世の基本的なもの全ての意味づけに影響します。自らの世界や価値観の根本部分を主観的に形成します。したがって色々な価値観に対する理性的で相対的な考え方が身に付くまで、太陽の意味の理解は難しいとこになります。この天体の意味を生かすためには、客観的な視点から自らの特性を自覚する必要があります。多種多様な価値観の並存する社会的視点は不可欠です。それを「太陽はこの世を遍く照らす」という言葉で譬えます。
広い視野を欠いた場合には欠点として現れます。自分の主観的な判断を本質的な価値と勘違いします。直接的に表現すれば自己中心的な考え方になります。長所が発揮しやすくなる年齢域は25歳から34歳とされています。これは、この年齢になれば、多くの人は広い視野に基づいた常識が身についていると考えられるからです。したがって過保護に育てられ社会経験が乏しい場合には当てはまりません。

(補足:2009年6月5日/2011年11月6日/2011年12月7日加筆)
moo月のワンポイント解説
月は情緒的な情報を受け取る場合に影響します。他人のちょっとした情緒的な変化に反応して(ソフト=安定:ハード=不安)感を増幅します。生命体にとって最も原初的な判断は安全=快適,危険=不快の2分法です。この判断は知性ではなく身体の各所にあるセンサーでキャッチする感覚です。この感覚は少なくとも数万年を生き抜いた遺伝的/生得的な能力です。このような生存に直結する快適/不快と好き/嫌いの判断は感覚的に非常に近いレベルの能力です。これは生きるために必要な原始的な判断能力です。赤ん坊でも持っている感情的な判断能力です。月の年令域が乳幼児に対応するのは、これが理由です。そして,この時代に受けた影響力の記憶に対応しています。月の働きが強いホロスコープを持つ方の能力は,現代の社会的な要請とは相容れないところがあります。これは母親が子供のことを心配する際の判断において,典型的に現れます。人類の未完成な理論的説明よりも,母親の直感を優先します。これは生命を次世代に繋ぐために有効に機能する遺伝的な戦略の現れです。現代の複雑な社会において,生命の原初的な働きを示す月の作用を活性化したい場合,日常生活で取りあえず「正体の分からないものは危険」と判断することが大切です。

(補足:2011年7月20日加筆)
moo水星のワンポイント解説
水星は知的な情報を受け渡しする場合に影響します。日常的な面での論理的な考えを理解する能力に優れ、常に裏読みをして自分にとって有利になるように情報操作をします。情報の中で自分にとって(ソフト=有利:ハード=不利)な部分に重点的な工作を加え、全体として有利になるような作戦を考えています。これは情報戦略の能力で、年令域が7歳以上の言語能力の発達期に対応するのは、これが理由です。水星の働きが強いホロスコープの持ち主は、思わぬところで情報工作をしています。とくに水星と関係する要素の組み合わせでによっては、工作がほとんど表に出ない場合があります。(単純に言えば)水星の情報の信頼性は低いと考えて良いでしょう。ただし全部が嘘というわけではありません。中立の星とされ吉凶は有りません。しかし凶星とされる土星よりも正確さの面では及びません。したがって、同じく正確性の低い海王星、木星、月とで形成されるコンビネーションは錯誤/詐欺の表示とされています。
水星のコンビネーションが強いホロスコープの持ち主の意見を参考にする場合は、必ずセカンド・オピニオンによって情報の正確さを確認する必要があります。とくに重要な情報の場合は、セカンド・オピニオンに対しても裏づけを取る必要があります。「粗探し」を意味する土星との組み合わせを利用するのは有効です。ただし。これはアドバイスを受ける人間が「土星の細かさと慎重さを受け入れる」のが前提です。

(補足:2009年7月8日加筆修正)
ven金星ワンポイント解説
他の天体と結びいた場合、太陽となら自意識が強くなり、月となら情の意味が強くなります。水星となら意思疎通の働き、火星となら性的な意味、木星となら享楽的な意味が強くなります。土星とならどこかに抑制がかかり、天王星なら自立心が強くなります。海王星となら夢見がちで現実感が薄くなり、冥王星となら恋愛至上主義的傾向が強くなります。
また、基本的な感覚と関係しています。「感覚」とは快適/不快の判断です。この快適とは心地よい楽しみのことを指します。そしてこれは、その人の過去の経験により違いが現れます。例えば、肉体的な快感として金星-火星のセックスは、経験により性感帯が開発されることとつながっています。
経験的に語られている15歳から25歳ころの年齢に強く働くとされている意味は、その年代に発達する性的な知覚/認知機能と関係しています。現代日本では社会に出る年齢にあたります。職業に於ける適性を自分の感覚的な好みで判断する「職業とのミスマッチ」に関係しています。社会的に要請される職業能力には、感覚的な好み――センスだけでなく、実行力や自主性、リーダーシップ、協調性など色々なものがあります。筆者の経験では、金星だけが強調されているホロスコープは、芸術系志望ながら実行力/表現力の不足で芽の出ない方に多く見受けられました。

(補足:2012年1月5日/2012年1月17日加筆修正)
mars火星ワンポイント解説
火星の基本的な作用は他の天体を活性化することです。一般的な解釈ではマレフィックとされています。これは,穏やかで中庸的な状態を崩すことが多いためです。激しい行動力が必要な状況では,とても重要な働きをします。スポーツ選手や競技一般の選手,特に直接的に相手と戦って勝敗を決する格闘技では,ホロスコープの中で働きやすい状態にあることがほとんど必須と言えます。
このサイトでデータを分析した将棋でも,頭脳競技として目前の相手と戦って勝利を得ることの積み重ねがタイトル獲得という結果を生み出します。勝負に勝つことを基準にデータを分析したのはそれが理由です。
もし,新しい詰め将棋の作品を生み出すことを基準として将棋を分析するのであれば,勝負よりゲーム創作としての面が重要になります。ただし,それはプロ棋士以外も分析の対象になることを意味します。これは現実のデータに多くのノイズが混じることにつながります。ホロスコープの効果を検証するには仮説を立ててからデータ分析を行います。したがって,これは火星の効果を検証する対象としては余り効果的ではありません。検証には効果的なデータ収集が必要です。

(補足:2011年10月26日追加)
sat木星ワンポイント解説
木星は精神性を伴った保護を意味し社会性を重視します。この働きを適切に表すものは,個人的人権が意識されている社会制度による保護が広まる以前の,社会的な救済の仕組みです。天王星の発見以前の時代においては,西欧ではキリスト教会に代表される癒し/許し/救済を表していました。この星は射手の支配星ですが,現在でもサイン魚の副支配星となっています。ただし,現在の人間社会の日常では,基本的に深く崇高な精神性や非常に高度な学問を必要とする場面は,それほど多くはありません。「類は友を呼ぶ」の言葉通り,世俗に生きる筆者には残念ながら身近で木星の生き方を体現した方を知りません。しかし,個々の場面では木星の働きを示す包容力を発揮する方は大勢います。木星がトライン,金星がセクスタイルと対応するのは,単なる数字として暗記する事柄ではありません。(近いうちに科学的に明らかになりますが,)太陽系第3惑星で生命を育む人類に対し,天の星が元気を与え,喜びを感じさせることができるのは,それを受け取る仕組みが遺伝子に宿っているからです。そして太陽以外では,木星がその恵みを最も良く現しています。

(補足:2009年5月27日追加/2009年7月8日加筆/2010年8月15日加筆)
sat土星ワンポイント解説
土星は規則による制限を意味し社会性を重視します。これは個人的人権が意識される近代社会以前に広く共有された価値観を示しています。
人間の知覚/認識レベルでは「抑制」と関係しており、社会性の異常との関連が示唆されています。群れを作り頭目に従って生きる生物としての遺伝的な働きに関係しています。筆者はミラーニューロンとの関係を予想している。
この働きが弱いと、社会的な要請を理解する能力が不足し、自我とのバランスが崩れる一因となります。単純に言えば「自己本位な考え方」をします。
適度な自己抑制は社会的な成功に必要な資質です。これは、職業やキャリアを判断する場合に非常に重要な項目です。長期に渡る努力とも関係し、専門能力を身に付ける必要がある場合は必須です。身体をコントロールする必要があるスポーツに於いても重要です。
なお、「責任」と「制限」を区別する方がいますが、これは土星の意味する社会性の内容を理解していないことから生じる誤解です。上記の説明にある社会的な要請は、時により場合により周囲の諸々の条件が混合して、ある時は責任として、またある時は制限や規則と云った形で認識されます。シンボルを単語として理解しようとすると、このような混乱が生じます。

(補足:(1)2009-05-21;(2)2011-05-08;(03)2011-05-10追加)
ura天王星ワンポイント解説
天王星は独立心や自立心を意味し、他者と自己を明確に区別します。これは個人が意識される近代社会の成立の原動力になりました。このような働きの本質は「近代自我」とされています。自由、平等、独創性といった価値観は天王星の発見と並行するように社会に広く共有されるようになりました。(1)
水星の1オクターブ上を意味するとされていますが、これは3Hと11Hの違いを考えれば理解しやすいかもしれません。個人的なコミュニケーションに対して社会的な交流、あるいは初等教育に対し専門家集団での独創的な知恵といった対比ができます。そして、この場合の知恵とは、社会性をともなって発揮されるものです。つまり(水星の示す情報や知恵だけでは及びもつかない)天王星の示す独創性は、土星の示す熟練と抑制の上に成り立つときに高い価値を発揮します。もし、自分のホロスコープにおいて天王星の働きが強いと考えられるのであれば、そして、それを生かしたいと考えるのであれば、一見逆の意味を持つ土星の示す熟練や社会性を備えることが、必要になります。(2)
これが、個別・具体的なホロスコープの解読の際に必要となる応用力を身につけるための、基本的な考え方です。それは、ホロスコープの中の、ある一つのシンボルの意味を読み取るためには、他のシンボルが具体的にどのように作用しているのか、を知らねばならないことを意味します。つまり、ホロスコープ上のシンボルは、それぞれが意味する事柄において全てが相互に影響を及ぼし合っています。(3)

(補足:2009年6月7日追加/修正)
nep海王星ワンポイント解説
印象派の芸術家には海王星に特徴があるホロスコープの持ち主が多く、それが海王星を芸術に結びつける根拠の一つになっています。そのため金星の一オクターブ(一段階)高い働きを持つとされ、特に金星とのアスペクトの意味は印象主義的な感性とされます。
中でも、印象派の芸術に特有な「明確な形を取らない」感性は海王星の中心的な働きとされています。
このような海王星の意味する境目の曖昧さは、自己と他者の関係にも影響します。これは、自分と他人との区別を曖昧にする形で表面化する場合があります。この場合は、自我の確立や自立心、または依存心などの面で問題を抱えやすく、通常の人間関係を築きにくい可能性があります。例えば、相手に対する過剰な依存がある場合、結果として二人の関係を悪くしたり、本人の心の隙が相手の悪意を呼び覚まし、付け込まれたりといったことが起きやすくなります。
人間の知覚/認識レベルでは「共感」と関係しています。対人関係の距離感の異常との関係が示唆されているので、ミラーニューロンの働きに関係していると筆者は予想しています。
また「想像」というキーワードが与えられていますが、これは周囲から受け取る情報に対する判断基準に自分なりの夢を付け加えることを意味します。他のシンボルとの比較で言えば、例えば月は、他人のちょっとした情緒的な変化に反応して印象(ソフト=安定:ハード=不安/感)を増幅しますが、海王星は、自分の作り出した想像とのズレに対して印象(ソフ=ト希望:ハード=失望/感)を増幅します。

(補足:2009年6月28日/6月30日追加)
plu冥王星ワンポイント解説
今世紀に入って天文学の分野において冥王星は惑星から準惑星へと分類が代わりました。
占星学では天王星の発見以来、それぞれの天体は人間の認識を通して影響を与えるとされ、太陽系に対する認識の変化に従い修正を加えてきました。そこでは新しい天体は天文学の見方が人間の認識に影響を与えると言う理由により、占星学の分類に従ってきました。
もし、その流れに従うのならば、占星学は人間の認識によるのですから、冥王星は準惑星として分類されます。
それでは「準惑星に分類されて何が変わるのか?」ということですが、これまでの新天体の発見と同様に考えるならば、太陽系最果ての天体として「極限」とか「究極」とかの象意を担っていましたが、それらの意味は弱まるだろうと言うことです。
これまで海王星までの天体が担っている象意以外のものが冥王星に割り振られていましたが、冥王星に対する認識の変化により、社会の日常的な範囲を担う「極端」や「集中」という意味が相応しくなると予想されます。
「サインの支配星」についてはすでに述べましたが、日常的な意味を担うとするならば、今のところ変更の必要はありません。
通俗占星術のように、サインの支配星を太陽/月/惑星とする立場であれば、冥王星を支配星から外さないと論理的に破綻します。ただしこの議論は、小惑星の支配サインに関する考察を知らないために発生する誤解です。例えば石川源晃氏は1977〜78年のキロンとカロン発見当時から、それらの支配サインについて考察していました。
支配サインのそもそもの意味は、占星学の他のシンボルと同じく、知覚/認知カテゴリーの{質感(クオリア)の}類似性により考えられるものです。それを理解していれば混乱は有り得ません。
この立場により筆者は、準惑星の問題よりもカロンとの2重星であること―――で生み出される質感(クオリア)の違い―――が重要である、と考えています。

*注:ここで述べているシンボルが表す質感(クオリア)は身体感覚に近いものです。興味のある方は占星学通信講座のご案内をご覧ください。
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-2個の天体のコンビネーション(40選)

※注:筆者は石川源晃氏の説明する自家中毒説による否定的な解釈には同意しない。
太陽/金星
マレフィックの影響を受けていなければ,ベネフィックスがコンタクトした場合には,愛情関係を創造する力が強くなる。対人関係においては魅力的な態度で交際できる。恋のチャンスが訪れる可能性が高くなる。
(2012/06/04)木星t,太陽p,MCpの場合は,とくに結婚の好機である。これは太陽/金星のコンビネーションの意味が具体的な出来事として現れる典型的な例である。
マレフィックがコンタクトした場合,火星,天王星,冥王星は過激な行動を取り過ぎるが,結果として効果的な場合も多い。土星の場合は実直な態度が安定感を産み出すが,評価につながるまでに時間がかかる。
(2012/06/04)海王星の場合,一般的に迷いを生み出す。当人にはハッキリした原因が思い浮かばずに愛情問題がこじれる。不安感が増幅する。依存心が強くなる。不実な相手と出会う。
ただし第3者(とくに水のサインの影響が強い者以外)には,このような出来事は本人の曖昧な態度や依存心が周囲の悪徳を増長させた結果として発生したように見える。そのためこのような状態にある者は,相談相手として慎重に理解力のある高尚な人格者を選ぶ必要がある。

太陽/木星
マレフィックの影響を受けていなければ,ベネフィックスがコンタクトした場合には信頼関係を築く好機である。とくに金星がコンタクトした場合には,結婚に結び付く信頼関係を築くこができる。
マレフィックのコンタクトの場合,火星では軽率な言動が信頼の構築を阻害する。土星の場合は控えめで落ちつい責任感が信頼を高める。天王星は個性的な言動が好感を産む。海王星の場合は不確かな判断力が信頼関係を損なう。冥王星の場合は,深い洞察力によって信頼関係を築く。

太陽/海王星(2012/08/17)
太陽の基本的な作用である'生命力'が海王星の基本的な作用である'曖昧'さによって不確かなものになります。日常的な現象としては,身体症状に対する認識力の低下として現れます。そのためこのコンビネーションが働いている時期には,自覚症状を感じない段階においても,すでに生命に危険が迫っている場合が多くなります。
(2012/9/3)このコンビネーションに対するマレフィック(特に火星)のコンタクトは突然死のチャートに多く現れています。この期間は健康面で無理をすると非常に危険です。これはトランジットによるハードアスペクトの場合でも同様です。
(2012/9/22)このコンビネーションに対する土星のコンタクトは生命力の低下を招きます。この期間には健康が低下しやすくなります。注意すべき点は,自覚症状が現れる前から影響を受けることです。日常的に健康状態を意識するように心がけ,事前に余裕を持ったスケジュールを立てておく必要があります。これはアスペクトの場合でも同様です。
(2012/11/23)このコンビネーションに対するベネフィック(特に木星)のコンタクトは,時に健康問題からの開放を意味するので,出来事に対して油断はできません。本人の認識能力の不全による困難からの開放や現実的な問題からの逃避を意味する場合が有ります。ただし基本的に心身ともに健康であれば,人生観や世界観に対する一時的な迷いや対人関係における距離感の取り違いなどが発生しやすくなります。これはアスペクトの場合も同様です。
(2012/12/20)このコンビネーションに対する金星のコンタクトによって影響を受ける実際の出来事は、愛情問題における距離感の不明朗な関係が原因になっている場合が多いでしょう。本人の認識能力の不全によって対人関係における依存的な色彩が人生/生命の問題を大きくするでしょう。
有りそうなこと:病気で気持ちが弱って依頼心が強くなる。ただし基本的に心身ともに健康であれば一時的な迷いで済むでしょう。これはアスペクトの場合も同様です。

太陽/冥王星(2015/09/13)
太陽の基本的な作用である'生命力'が、冥王星の基本的な作用である'強烈'さによって、強い存在感を持ちます。何らかの分野でカリスマ性を発揮する場合が多いでしょう。これはアスペクトの場合も同様です。
(2015/11/08)このコンビネーションに対する金星のコンタクトによって影響を受ける実際の出来事は、愛情問題における強烈な関係が原因になっている場合が多いでしょう。愛情に対する強いこだわりによって対人関係における独占的な色彩が人生/生命の問題を大きくするでしょう。
有りそうなこと:独占欲が強くなり嫉妬心が強くなる。もし心身ともに健康であれば絶頂感を味わうことができるでしょう。これはアスペクトの場合も同様です。
(2015/11/23)このコンビネーションに対する木星のコンタクトは、社会的な成功をもたらします。強い指導力によって周りから一目置かれる存在になるでしょう。
有りそうなこと:所属する社会的グループの中での存在感があがる。もし心身ともに健康であれば強いリーダーシップを発揮するでしょう。これはアスペクトの場合も同様です。

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