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- ホロスコープの見方と解読法(II) -

ホロスコープ占星術(相性占い)/ホロスコープソフト開発販売/ホロスコープの読み方/今週の占い
2011-09-29の更新へ-
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2. ホロスコープ解読の手順とポイント

 まずは左のホロスコープマークをクリックして、H.N.さん(男性)のホロスコープを開いてみてください。ホロスコープの解読で、最も注目するポイントは、第1ハウスのカスプ(アセンダント=ASC)と、一番上にある、第10ハウスのカスプ(エムシー=MC)です。

これらのごく近くに天体があれば、その天体をホロスコープを解読する鍵になる重要な天体と見なします。また、ASCやMCと特別な位置関係(アスペクトと呼びます)にある天体も重要視します。この重要な天体の意味する事柄が、基本的な運命を表わします。

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「なぜ、重要な天体と見なすことができるのか?」という疑問については、説明すると非常に長くなりますので、ここでは省略します。 興味のある方は通信講座に提示してある関連分野の参考文献を予備知識としてお読みいただき、その上でもう一度このサイトをお読みください。 そこで少し分ってくる事があると思います。まずは、そこまでの準備が必要です。(2010-05-05加筆)

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また他の天体との間にも特別な位置関係が成立する場合、それが多いほど重要性が増してきます。このようなことから、ホロスコープの中で天体の重要さによって解読の優先順位が生まれます。占星学の勉強でまず最初に目ざすのは、この優先順位の判断をできるようになることです。(2008-11-12)

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そのためにはホロスコープの解読に必要な知識を一通り身につける必要があります。それが身に付かないと優先順位の判断はできません。何故なら天体の重要さには解読に利用する知識が全て影響するからです。(2008-11-14)

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特に重要な働きをする天体を主星とかキープラネットと呼ぶことがあります。主星を見つけることができればホロスコープによる予測の的中率は飛躍的に上がります。逆に言えば、主星が分からない場合の的中率は非常に低いということです。(2008-11-15)

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占星術で使用する天体など各種のシンボルは認知の仕組みを通してカテゴリーを表しますが、具体的な事柄は示しません。そこで実際のホロスコープの解読では現実的な条件関係し合う複数のシンボルによる条件によってカテゴリーをより具体的な事柄へと絞っていきます。(2008-11-17)

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学習が進むにつれて占星術を支える背後の知恵に踏み込む必要がでてきますが、初級/入門段階における「ホロスコープの読み方の手順」として考える場合は、主星や重要さについての判断条件は所与のルールとして扱います。

この読み方は、ホロスコープを機械的に判断することが可能である反面、現実の複雑な状況にはそのまま当て嵌まらない場合も多々あります。しかし、教科書的な分りやすいホロスコープについては、初級/入門段階でもある程度の的中率の実感を持つ事が出来る利点があります。 (2010-06-16加筆)

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占星術通信講座―概論/最強/未来予知@ナレッジサーブ
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ホロスコープの読み方の順序と重要さの判断に影響するシンボル要素

  1. 解読テーマを明確にする
    • 解読テーマの内容による年令や人生経験などの影響の違いを考慮する
    • 上記の内容から解読テーマに対応するシンボルを選ぶ

  2. 解読テーマと対応するシンボルを調べる
    • 解読テーマが出生時の影響の大きな事柄であればASCや1H内の天体を重視する
    • 社会性が影響の大きな事柄であればMCや10H内の天体を重視する
    • 年令の影響が大きい事柄であれば、天体の年令域を考慮する
      (2010-07-4加筆)

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    解読テーマを明確に絞ることで、どの天体が重要であるかが決まります。ホロスコープの読み方がうまく身に付かない初心者の方は漠然とホロスコープを読もうとする方が多いように見受けられます。
    このような方は、手順にしたがってテーマを絞り込むことをお勧めします。そうすれば、ホロスコープの中から自ずと重要な要素が浮かび上がってきます。
    (2010-07-18加筆)

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    解読テーマとシンボルの対応は、各シンボルの持つ基本的な意味に対する文化や社会的な影響を考慮する事で判断します。
    これまでに何度も述べていますが、シンボルの基本的な意味は人が感じる質感(クオリア)に基づいています。この質感(例えば美味しい)は、実は色々な感覚の統合されたものです。単なる味覚だけで感じるのではありません。匂いはもちろん、食材の温度も硬さも形も大きさの影響もあります。そして、これは「美味しい」に限った事ではありません。
    味覚で感じるとされる「甘い」にも、これらの影響があります。つまり感覚器官から入力される全ての情報を統合したものが日常的な質感(クオリア)として意識されています。
    (2010-08-08加筆)

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    例えばお汁粉や餡子には「隠し味」として塩が加えられています。この「隠し味」によって「甘さ」が引き立っています。また遠くの森は「鮮やかな紅葉」に見えても、近づいてみれば虫食いの葉っぱの集まりだったりします。

    これらの例は、人間の自覚的な質感(クオリア)というものが、実は複合的な感覚の集合したものであることを示しています。ですから、シンボルが表す認識のカテゴリーと言っても、単純に線引きができるようなものではありません。

    火星は赤く見えるから火や血を表すといった説明は、現代的な視点から考えれば無理やりこじつけた感を否めません。科学的に探求すれば、実はクオリアに関係する何か隠し味的な複合的作用によって火星と火や血とが結びついている可能性は非常に高いと思います。

    21世紀の占星術は、そのような作用を明らかにすることによる高い解読精度が求められるでしょう。 (2010-11-21加筆)

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    信号の周期パターン(2011-09-22/2011-09-29加筆)
    現在の脳科学では、記憶や感覚は、色々な要素の混じった外界からの物理的な信号の成分に対応した細胞の別々の働きが統合されて生み出されていると考えられています。つまり、信号を統合するパターンの違いにより、私たちが自覚する質感/クオリアとして、情報は区別されているのです。

    これは、例えばドットの集まりで表現されたパソコン画面を考えればよく分かります。個々のドットは単なる●でも、それがある規則にしたがって集まると文字になり、さらに集まると単語になり、さらに集まると文章になって、各段階で神経回路の活動のパターンと対応します。

    このように特定の規則を持った信号の集合は、その規則性により、特定の意味と対応して人間の認識に影響を与えます。そして、自然界に存在する物理的な信号には安全/危険に対応した規則が存在します。そして生物には、これを判断する神経回路が遺伝子に刻まれて備わっています。

    このような外界からの物理的な信号には、地球・宇宙物理学的な周期で繰り返されるものがあります。このような周期は、我々が「時間」を計る基準となっています。そして、この周期には、安全/危険を知らせる信号のパターンと同様の変動が存在します。

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    占星術通信講座―概論/相性/未来予知@ナレッジサーブ
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3. 用語解説

サイン
星座の専門的な呼び方。例えば、12星座と言わずに12サインと言います。春分点を基準にして黄経を30°毎に区切られ、それぞれに名前を付けられており、天体の位置を表す座標の役目を担っています。現代的に言えばアディ調波に於ける位相の区切りと言うことになります。各サインの意味は以下の通りです。(2007年11月26日加筆修正)

プラス・サイン
おひつじ、ふたご、しし、てんびん、いて、みずがめの6つのサインの総称。アディ調波に於けるHN=6での牡羊〜乙女のサインに該当します。この位置にある天体は人間に外向性を示す性質を付与すると思われています。同一カテゴリーに属する性質として、陽気・短期的・男性的・積極的・表面的・軽やか、などで言い表せる何物かを表しています。(2007年11月27日加筆修正)

マイナス・サイン
おうし、かに、おとめ、さそり、やぎ、うおの6つのサインの総称。アディ調波に於けるHN=6での天秤〜魚のサインに該当します。この位置にある天体は人間に内向性を示す性質を付与すると思われています。同一カテゴリーに属する性質として、陰気・長期的・女性的・消極的・内面的・重苦しい、などで言い表せる何物か(生物としての人の基本反応と思われるもの)を表しています。(2007年11月28日加筆修正)

CFM
カーディナル・サイン、フィクスド・サイン、ミュータブル・サインに存在する10大天体の比率をCFMの比率という。アディ調波に於けるHN=4に該当します。生物の危機回避行動に基礎を有する行動のパターンを示すと考えられます。(2007年11月29日加筆修正)

カーディナル・サイン
活動サインとも呼ばれる。おひつじ、かに、てんびん、やぎの4個のサインをまとめた呼び名。アディ調波に於けるHN=4での牡羊〜蟹のサインに該当します。この位置にある天体は人間に能動的、積極的で活発な行動力を付与すると考えられています。人間の持つカテゴリー化の能力により、同一分野に属する性質として、開拓力、周囲に働き掛け、変えようとする力として言い表せる何ものかを表しています。開発に向く。(2007年11月30日加筆修正)

フィクスド・サイン
不動サインとも呼ばれる。おうし、しし、さそり、みずがめの4個のサインをまとめた呼び名。アディ調波に於けるHN=4での獅子〜蠍のサインに該当します。この位置にある天体は人間の行動に安定感や動きにくさを付与すると考えられます。現状維持・保守的、周囲の影響を退け、自分のペースを守ろうとする性質を生み出します。この影響を強く受けた人は組織の維持などに向くと考えられます。(2007年12月6日加筆修正)

ミュータブル・サイン
柔軟サインとも呼ばれる。ふたご、おとめ、いて、うおの4個のサインをまとめた呼び名。アディ調波に於けるHN=4での射手〜魚のサインに該当します。この位置にある天体は人間の行動に、柔軟で変わり易い性質を付与すると考えられます。この影響を強く受けた人は適応力に優れ、受動的で環境の影響を受け易く周囲に合わせようとします。探求に向くと考えられます。(2007年12月7日加筆修正)

FEAW
ファイヤー・サイン、アース・サイン、エアー・サイン、ウォーター・サインに存在する10大天体の比率をFEAWの比率という。アディ調波に於けるHN=3に該当します。生物の生存に有利な「快の感覚」に基礎を有する志向(思考や感情)のパターンを示すと考えられます。(2007年12月8日加筆修正)

ファイヤー・サイン
火のサインとも呼ばれる。おひつじ、しし、いての3個のサインをまとめた呼び名。アディ調波に於けるHN=3での牡羊〜双子のサインに該当します。この位置にある天体は人間の思考や感情に、情熱的で目立ちやすい性質を付加すると考えられます。この影響を強く受けた人は感情的・情熱的で精神性・ポリシーを重視し、心温かくで意気に感じやすくなります。(2007年12月9日加筆修正)

アース・サイン
地のサインとも呼ばれる。おうし、おとめ、やぎの3個のサインをまとめた呼び名。アディ調波に於けるHN=3での蟹〜乙女のサインに該当します。この位置にある天体は人間の思考や感情に、堅実で冷静な性質を付加すると考えられます。この影響を強く受けた人は実質的で実際的・物質的な価値を重視しやすくなります。(2007年12月10日加筆修正)

エアー・サイン
風のサインとも呼ばれる。ふたご、てんびん、みずがめの3個のサインをまとめた呼び名。アディ調波に於けるHN=3での天秤〜射手のサインに該当します。この位置にある天体は人間の思考や感情に、冷静で社交的な性質を付加すると考えられます。この影響を強く受けた人は知性的でインテリジェンスに溢れ、心温かく飛躍的な発想します。(2007年12月12加筆修正)

ウォーター・サイン
水のサインとも呼ばれる。かに、さそり、うおの3個のサインをまとめてこう呼ぶ。アディ調波に於けるHN=3での山羊〜魚のサインに該当します。この位置にある天体は人間の思考や価値観に、ウェットで感情的・情緒的な性質を付加すると言われています。この影響を強く受けた人は感覚派でフィーリングや想像的閃きを大切にすると考えられています。(2007年12月13加筆修正)

情動サイン
火と水のサインは情熱と感情のサインです。アディ調波に於けるHN=3での春分点を挟んだ山羊〜魚、牡羊〜双子のサインに該当します。この影響を強く受けた人は感情の変化に大きな幅があります。(2007年12月20加筆修正)

冷静サイン
地と風のサインは理知的なサインです。アディ調波に於けるHN=3での秋分点を挟んだ蟹〜乙女、天秤〜射手のサインに該当します。この影響を強く受けた人は冷静で感情の起伏が少な目です。(2007年12月26加筆修正)

非親和(自我)サイン
火と地のサインは他人との関わり合いが少ないサインです。アディ調波に於けるHN=3での牡羊〜乙女のサインに該当します。自分の価値観や自己の確立を重視します(2007年12月28加筆修正)

親和(交流)サイン
風と水のサインは他人との関わり合いが多いサインです。アディ調波に於けるHN=3での天秤〜魚のサインに該当します。風のサインは広く浅く、水のサインは深く狭くという違いがありますが、いずれも他人との関わり合いを重視します。(2007年12月30加筆修正)

アスペクト
天体が特別な位置関係にあること。(2009年4月29加筆修正)

タイト(タイトアスペクト)
オーブが小さいアスペクト。多くの場合1°以内のものを指す。(2009年4月29加筆修正)
アプライ
天体が時間の経過とともにアスペクトのオーブが狭くなる方向に進んでいる状態。イグザクトのアスペクトに接近している状態。(2009年4月15加筆修正)

アディ調波(ハーモニックス)
20世紀後半に英国人アディ(John M.Addey)によって開発された新しいホロスコープ解析手法。ホロスコープの1周360°を基本波とし、その高調波を作成して解析する方法。調波の理解に必要な基礎知識波動や調波について(2007年12月25加筆修正)
このサイトで説明してる現代的な(21世紀の)占星術は、調波についての基礎的な理解を基に組み立てられています。このサイトで良く分からない説明に出会った場合は、上記ページ(波動や調波について)やそこにある参考リンクに目を通してください。特に一般常識としての「振動と波動」についての知識は必須です。(2008年1月7加筆)


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